DEATH MASS to DA DEAL

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
新年早々なにやら訳の分からぬメタルバンドのアルバムみたいなタイトルをつけてしまいましたが、別段深い意味はありません。
2018年はブログの文体を変えますよ、という意味です。

どういうことかと申しますと、これまでの「です・ます」調をやめて文末を「だ・である」にさせていただこうと思っておるわけです。
書きにくいのですよ、「です・ます」調は、文章が。
なので今この瞬間から「だ・である」調にさせていただく。

人格が豹変して横柄になったように感じられるかもしれない。
いや、違うのだ。
調子に乗っている訳では断じてない。
謙虚な気持ちと感謝の念、それだけは東海圏随一だと自負している(こういう言い方が調子に乗っているのだが)。
「です・ます」だと書きにくい。
なんだか借り物のような、例えるなら他人の家の台所で料理をしているような、旅先でレンタサイクルに乗っているような、そんな感じで細かな自由がきかないのである。
ただそれだけのことなのだ。
どうかご容赦いただきたい。

ただし、臨時休業や営業時間変更等、こちらの都合でみなさまにご迷惑をおかけする場合は、やはり丁寧な口調でお知らせすることになるだろう。
「都合により次の日曜は休む」
なんて書いたらさすがに無礼が過ぎるからね。

さて、年が明けて早10日。
ありきたりではあるが抱負のようなものをここに書き留めておこうと思う。
今年の抱負は2つ。

1. ブレンドを作る
開店時にはメニューにあったブレンドであるが、「どのストレートよりもおいしくない!」と思い早々に引き上げていた。
いつかここでも書いた通り、ブレンドは 1+1 が 3 にも 4 にもなる世界である。
2 ではつまらないし、0.5 になるならばそもそも混ぜる意味がない。
そう考えていたのだが、最近になってブレンドには豆の個性を弱める効果もあることを知った。
個性は時として、あるいは飲み手の好みによって、悪い意味でのクセになる。
そのクセを中和することによって「飲みやすい」「親しみやすい」味作りができるのではないか。
足し算や掛け算ではなく、割り算のようなイメージでブレンド作りを始めてみよう。
そんな考えに変わってきている昨今なのである。

2. 太る
年末年始、常連さんや久しぶりの友人たちから繰り返し投げかけられた言葉たち
「痩せた」
「やつれた」
「頰がこけた」
「大丈夫?」
「お前ガリガリだな」
そ、そんなに?
飲食店の主としてこれは由々しき事態。
僕は決して少食なわけではないのだが、もともと体質的に太りにくいのに加え、湯豆腐や蕎麦など食の好みが老人のようなところがある。
おそらく摂取カロリーよりも消費カロリーの方が勝ってしまっているのだろう。
いかんせんサラリーマン時代に比して労働時間は倍近くになっている。
なので今年は意識的に高カロリーなものを摂取していく。
腹八分では止めない。
おいしいものをたらふく飲んでたらふく食べる。
そんな年にしたい。
そして体力の限界を感じたら無理をせず、倒れる前にちゃんと休む。
30代ももう半ば。
新米の店とはいえ主の体は決して若くないのだ。
多々ご不便をお掛けするであろうが、暖かく見守っていただけると幸いである。

追伸
亜鉛のサプリメントを飲み始めたら面白いように味覚が復活した。